ALCPTでは、単語の意味だけでなく、文法・構文パターンをすばやく理解する力も重要です。
特にリスニングでは、文が一度しか読まれないため、have to ~、be supposed to ~、may ~、had better ~、be allowed to ~ などの表現を聞いた瞬間に意味が取れるかどうかが、正解に大きく関わります。
また、ALCPTでは米軍基地・職場・手続き・病院・旅行・日常会話などの場面が出やすく、指示、許可、予定、義務、提案、受動態などの表現が頻出します。
この記事では、ALCPT対策として覚えておきたい文法・構文パターンを、意味・使い方・例文・日本語訳付きで整理します。文法を丸暗記するのではなく、「ALCPTでどう使われるか」を意識しながら確認していきましょう。
1. 義務・必要・許可を表す表現
ALCPTでは、指示・規則・予定・許可に関する表現がよく出ます。
be supposed to ~
~することになっている / ~すべきだ
be supposed to ~ は、義務、予定、期待、習慣、または忠告を表します。
「個人的にそうしたい」というよりも、「規則・予定・周囲の期待としてそうすることになっている」という意味です。
例文
You are supposed to wear your ID badge inside the building.
あなたは建物内でIDバッジを着用することになっています。
Employees are supposed to attend the safety briefing.
従業員は安全説明会に出席することになっています。
You are not supposed to park in this area.
あなたはこの区域に駐車してはいけないことになっています。
have to / must ~
~しなければならない
have to ~ と must ~ は、必要性や強い義務を表します。
have to は日常会話でよく使われます。must はより強く、規則・命令・重要な指示で使われることがあります。
例文
I have to submit this form by Friday.
私は金曜日までにこの用紙を提出しなければなりません。
All visitors must show their ID at the gate.
すべての訪問者はゲートで身分証を提示しなければなりません。
You must follow the safety instructions.
あなたは安全指示に従わなければなりません。
have got to ~
~しなければならない
have got to ~ は、have to ~ と同じように「~しなければならない」という意味を表します。
口語的な表現なので、会話でよく使われます。
例文
I’ve got to call my supervisor.
私は上司に電話しなければなりません。
We’ve got to leave before noon.
私たちは正午前に出発しなければなりません。
You’ve got to finish the report today.
あなたは今日その報告書を終わらせなければなりません。
need to ~ / want to ~
~する必要がある / ~したい
need to ~ は「~する必要がある」、want to ~ は「~したい」という意味です。
どちらも後ろに動詞の原形を置きます。
例文
You need to fill out this application form.
あなたはこの申請書に記入する必要があります。
I need to check the schedule before the meeting.
私は会議の前に予定を確認する必要があります。
I want to speak with the manager.
私は責任者と話したいです。
She wants to change her appointment.
彼女は予約を変更したいと思っています。
can / may ~
~してもよい
can や may は、許可を求めたり、許可を与えたりするときに使います。
may のほうが can より丁寧で、フォーマルな響きがあります。
例文
Can I use this phone?
この電話を使ってもいいですか。
May I speak to Captain Smith?
スミス大尉とお話ししてもよろしいですか。
You may enter the building after showing your ID.
身分証を提示した後、建物に入ってもかまいません。
be allowed to ~
~することを許可されている
be allowed to ~ は、「~することを許可されている」という意味です。
can よりも、「規則上、許可されているかどうか」を表すときによく使われます。
例文
Visitors are not allowed to enter this area.
訪問者はこの区域に入ることを許可されていません。
Are we allowed to use the computer room?
私たちはコンピュータ室を使うことを許可されていますか。
You are allowed to take a break after the briefing.
説明会の後に休憩を取ることが許可されています。
be to ~
~することになっている
be to ~ は、義務、予定、命令などを表します。
やや硬い表現ですが、規則、案内、指示文などで使われることがあります。
例文
All personnel are to report to the main office at 0900.
すべての職員は0900時に本部事務所へ出頭することになっています。
The meeting is to begin at 10:30.
会議は10時30分に始まる予定です。
You are to follow the instructions carefully.
あなたは指示に注意深く従うことになっています。
2. 能力・可能性・推量を表す表現
ALCPTでは、「できる」「かもしれない」「~に違いない」「~であるはずがない」といった表現もよく使われます。
特に、状況を推測する会話や、問題の原因を考える場面で重要です。
can / be able to ~
~できる
can と be able to ~ は、能力や可能性を表します。
can は会話でよく使われ、be able to ~ はやや説明的な表現です。
例文
I can repair the computer this afternoon.
私は今日の午後、そのコンピュータを修理できます。
She can speak English and Japanese.
彼女は英語と日本語を話せます。
Will you be able to attend the meeting tomorrow?
あなたは明日の会議に出席できますか。
could ~
~できた / ~かもしれない
could は、過去の能力を表す場合と、現在・未来の控えめな可能性を表す場合があります。
文脈によって意味が変わるので注意が必要です。
例文
When I was younger, I could run five miles easily.
若い頃、私は5マイルを簡単に走ることができました。
The shipment could arrive tomorrow.
その荷物は明日到着するかもしれません。
Could you tell me where the office is?
事務所がどこにあるか教えていただけますか。
may / might ~
~かもしれない
may と might は、可能性を表します。
might のほうが may よりも少し控えめで、可能性が低い印象になることがあります。
例文
The meeting may be canceled.
会議は中止になるかもしれません。
He might be in the training room.
彼は訓練室にいるかもしれません。
It may take about twenty minutes to process your request.
あなたの申請を処理するのに約20分かかるかもしれません。
must ~
~に違いない
must は、義務だけでなく、強い確信を伴う推量にも使われます。
「きっと~だ」「~に違いない」という意味です。
例文
He must be the new supervisor.
彼が新しい上司に違いありません。
You must be tired after the long flight.
長時間のフライトの後で、あなたは疲れているに違いありません。
This must be the correct form.
これが正しい用紙に違いありません。
must not ~
~してはいけない
must not ~ は、「~してはいけない」という禁止を表します。
「~ではないに違いない」と訳したくなることがありますが、通常、must not は禁止の意味で使われます。
例文
You must not enter the restricted area.
あなたは立入禁止区域に入ってはいけません。
Visitors must not take pictures inside the building.
訪問者は建物内で写真を撮ってはいけません。
You must not share your password with anyone.
あなたは自分のパスワードを誰にも教えてはいけません。
can’t be / couldn’t be ~
~であるはずがない
can’t be や couldn’t be は、「~であるはずがない」という強い否定の推量を表します。
現在の状態について、論理的にありえないと判断するときに使います。
例文
That can’t be the correct address.
それが正しい住所であるはずがありません。
He couldn’t be the person in charge.
彼が担当者であるはずがありません。
The office can’t be closed already.
事務所がもう閉まっているはずがありません。
3. 未来・意図を表す表現
ALCPTでは、予定、計画、変更、移動、会議、訓練などに関する表現がよく出ます。
未来を表す表現には、will、be going to、be about to などがあります。
will / be going to ~
~するつもりだ / ~だろう
will は、未来の予測や、その場で決めた意思を表します。
be going to ~ は、すでに決まっている予定や意図を表すことが多いです。
例文
I will call you after the meeting.
会議の後であなたに電話します。
The office will open at 8:30.
事務所は8時30分に開きます。
We are going to inspect the equipment tomorrow.
私たちは明日その装備を点検する予定です。
She is going to attend the training next week.
彼女は来週の研修に参加する予定です。
be about to ~
まさに~しようとしている
be about to ~ は、「まさに~しようとしている」という意味です。
ごく近い未来の行動を表します。
例文
The briefing is about to begin.
説明会がまさに始まろうとしています。
I am about to leave the office.
私はまさに事務所を出ようとしています。
The bus is about to depart.
バスがまさに出発しようとしています。
was / were going to ~
~するつもりだった
was / were going to ~ は、過去に予定していたことや、するつもりだったことを表します。
実際には行われなかった予定や意図を表すこともあります。
例文
I was going to call you, but I got busy.
あなたに電話するつもりでしたが、忙しくなってしまいました。
They were going to repair the air conditioner yesterday.
彼らは昨日エアコンを修理する予定でした。
We were going to have a meeting, but it was canceled.
私たちは会議をする予定でしたが、中止になりました。
simple present for future
現在形による未来の表現
時刻表、スケジュール、予定表に基づいた確定した未来は、現在形で表すことがあります。
交通機関、会議、授業、訓練、受付時間などでよく使われます。
例文
The train leaves at 7:45.
その電車は7時45分に出発します。
The meeting starts at 9:00.
会議は9時に始まります。
The office closes at 5:00 p.m.
事務所は午後5時に閉まります。
4. 忠告・提案・好みを表す表現
ALCPTの会話問題では、相手に助言したり、提案したり、好みを伝えたりする表現も出ます。
「次に何をするべきか」を判断するためにも、これらの表現は重要です。
should / ought to ~
~すべきだ / ~のはずだ
should と ought to ~ は、忠告、義務、期待される結果を表します。
should のほうが一般的で、会話でもよく使われます。
例文
You should check your schedule before you make an appointment.
予約を取る前に予定を確認すべきです。
He should arrive at the base by noon.
彼は正午までに基地に到着するはずです。
You ought to report the problem to your supervisor.
あなたはその問題を上司に報告すべきです。
had better (not) ~
~したほうがよい / ~しないほうがよい
had better ~ は、「~したほうがよい」という意味です。
should よりも強い忠告で、「そうしないと困ったことになる」という警告のニュアンスがあります。
例文
You had better leave now, or you will be late.
今出発したほうがいいです。そうしないと遅れます。
You had better bring your ID card.
IDカードを持っていったほうがいいです。
You had better not miss the briefing.
その説明会を欠席しないほうがいいです。
would rather ~
むしろ~したい
would rather + 動詞の原形 は、「むしろ~したい」という意味です。
特定の状況での好みを表します。
例文
I would rather take the bus than drive.
私は運転するより、むしろバスに乗りたいです。
She would rather work in the morning.
彼女はむしろ午前中に働きたいと思っています。
We would rather have the meeting online.
私たちはむしろ会議をオンラインで行いたいです。
prefer A to B / prefer to do A rather than do B
BよりAを好む
prefer A to B は、「BよりAを好む」という意味です。
AとBには名詞や動名詞が入ります。prefer to do A rather than do B の形では、不定詞を使って好みを表します。
例文
I prefer coffee to tea.
私は紅茶よりコーヒーを好みます。
He prefers working alone to working in a group.
彼はグループで働くより、一人で働くことを好みます。
I prefer to take the early bus rather than wait for the next one.
私は次のバスを待つより、早いバスに乗るほうを好みます。
Why don’t you ~? / Why not ~?
~したらどうですか?
Why don’t you ~? や Why not ~? は、提案や忠告を表します。
直訳すると「なぜ~しないのですか」ですが、実際には「~したらどうですか」という意味で使われることが多いです。
例文
Why don’t you ask your supervisor?
上司に聞いてみたらどうですか。
Why don’t you make an appointment first?
まず予約を取ったらどうですか。
Why not take a short break?
少し休憩したらどうですか。
5. 使役・受動態を表す表現
使役と受動態は、ALCPTでも重要です。
特に、「誰かに~してもらう」「誰かに~させる」「~される」という意味を正しく理解する必要があります。
have / make + object + 動詞の原形
~させる / ~してもらう
have + 人 + 動詞の原形 は、「人に~してもらう」「人に~させる」という意味です。
make + 人 + 動詞の原形 は、より強制的に「人に~させる」という意味になります。
例文
I had the mechanic check my car.
私は整備士に車を点検してもらいました。
The supervisor had us attend the briefing.
上司は私たちを説明会に出席させました。
The officer made the soldiers wait outside.
その将校は兵士たちを外で待たせました。
get + object + to 不定詞
~させる / ~してもらう
get + 人 + to ~ は、「人に~してもらう」「説得して~させる」という意味です。
have よりも、依頼・説得・調整のニュアンスが出ることがあります。
例文
I got him to help me with the report.
私は彼に報告書を手伝ってもらいました。
She got the technician to repair the printer.
彼女は技術者にプリンターを修理してもらいました。
We got the manager to approve the request.
私たちは責任者にその申請を承認してもらいました。
have / get + object + 過去分詞
~してもらう / ~される
have / get + 物 + 過去分詞 は、「~をしてもらう」という意味です。
また、文脈によっては「被害に遭う」という意味になることもあります。
例文
I had my computer repaired.
私はコンピュータを修理してもらいました。
She got her uniform cleaned.
彼女は制服をクリーニングしてもらいました。
He had his wallet stolen.
彼は財布を盗まれました。
be + 過去分詞
~される
be + 過去分詞 は、受動態を表します。
行為をする人ではなく、行為を受ける人・物に焦点を当てます。
例文
The form was submitted yesterday.
その用紙は昨日提出されました。
The meeting was canceled because of the storm.
嵐のため、その会議は中止されました。
The equipment is inspected every month.
その装備は毎月点検されます。
get + 過去分詞
~される
get + 過去分詞 も受動態を表します。
be 受動態よりも口語的で、出来事や変化に焦点が当たることが多いです。
例文
He got injured during training.
彼は訓練中にけがをしました。
The package got damaged during shipment.
その荷物は配送中に破損しました。
I got stuck in traffic this morning.
私は今朝、渋滞にはまりました。
6. その他の重要文法・構文パターン
最後に、ALCPTでよく見かけるその他の重要構文を確認します。
比較、結果、慣れ、仮定法などは、リーディングでもリスニングでもよく使われます。
used to / would
かつては~したものだ
used to ~ は、現在はもう行われていない過去の習慣や状態を表します。
would ~ も過去の習慣を表しますが、状態には使いにくい点に注意が必要です。
例文
I used to work at a different office.
私は以前、別の事務所で働いていました。
He used to live near the base.
彼は以前、基地の近くに住んでいました。
When we were students, we would study together after class.
学生だった頃、私たちは授業後によく一緒に勉強したものです。
be used to / be accustomed to + 名詞・動名詞
~することに慣れている
be used to ~ は、「~に慣れている」という意味です。
後ろには名詞または動名詞が来ます。used to + 動詞の原形 と混同しないように注意しましょう。
例文
I am used to working early in the morning.
私は朝早く働くことに慣れています。
She is used to the new schedule.
彼女は新しい予定に慣れています。
They are accustomed to following strict rules.
彼らは厳しい規則に従うことに慣れています。
It is + 形容詞 + for/of someone + to ~
~することは…だ
It is + 形容詞 + to ~ は、「~することは…だ」という意味です。
It は形式主語で、実際の内容は to 以下にあります。
例文
It is important to follow the instructions.
指示に従うことは重要です。
It is necessary for employees to attend the training.
従業員が研修に参加することは必要です。
It was kind of you to help the visitor.
訪問者を助けてくれて、あなたは親切でした。
as + 形容詞 / 副詞 + as
~と同じくらい…だ
as … as は、同等比較を表します。
「AはBと同じくらい~だ」という意味です。
例文
This office is as large as the old one.
この事務所は古い事務所と同じくらい広いです。
He speaks English as clearly as his supervisor.
彼は上司と同じくらい明瞭に英語を話します。
The second test was not as difficult as the first one.
2回目のテストは1回目ほど難しくありませんでした。
so … that / such … that
非常に…なので~だ
so + 形容詞 / 副詞 + that は、「とても…なので~だ」という結果を表します。
such + 名詞 + that も同じように結果を表します。
例文
The instructions were so clear that everyone understood them.
指示がとても明確だったので、全員がそれを理解しました。
He was so tired that he missed the meeting.
彼はとても疲れていたので、会議を欠席しました。
It was such an important briefing that all employees had to attend.
それはとても重要な説明会だったので、すべての従業員が出席しなければなりませんでした。
too + 形容詞 / 副詞 + to ~
~するには…すぎる
too … to ~ は、「~するには…すぎる」という意味です。
何かが過剰で、その結果できないことを表します。
例文
The box is too heavy to carry alone.
その箱は一人で運ぶには重すぎます。
He was too busy to attend the meeting.
彼は忙しすぎて会議に出席できませんでした。
The instructions were too complicated to understand.
その指示は複雑すぎて理解できませんでした。
形容詞 / 副詞 + enough + to ~
~するのに十分…だ
形容詞 / 副詞 + enough to ~ は、「~するのに十分…だ」という意味です。
too … to ~ とは反対に、何かをする条件が十分に満たされていることを表します。
例文
The room is large enough to hold thirty people.
その部屋は30人を収容するのに十分な広さです。
She spoke slowly enough for everyone to understand.
彼女は全員が理解できるくらい十分ゆっくり話しました。
He is experienced enough to handle the problem.
彼はその問題に対処できるほど十分な経験があります。
wish + 仮定法
~であればいいのに / ~だったらよかったのに
wish は、現在や過去の事実とは異なる願望や後悔を表します。
現在の事実と違うことを願う場合は、wish + 過去形を使います。過去のことを後悔する場合は、wish + 過去完了形を使います。
例文
I wish I had more time.
もっと時間があればいいのに。
She wishes she could speak English more fluently.
彼女はもっと流ちょうに英語を話せたらいいのにと思っています。
I wish I had attended the briefing.
その説明会に出席していればよかったのに。
ALCPT文法対策の勉強法
ALCPTの文法・構文対策では、文法書を最初から最後まで読むよりも、よく出る表現を例文ごと覚えるほうが効率的です。
例文を音読する
文法パターンは、目で見るだけではなかなか定着しません。
例文を声に出して読むことで、リスニングでも聞き取りやすくなります。
You are supposed to attend the briefing.
あなたは説明会に出席することになっています。
日本語訳を見て英語に直す
次に、日本語訳を見て英語に直す練習をします。
あなたはIDを提示しなければなりません。
You must show your ID.
私はコンピュータを修理してもらいました。
I had my computer repaired.
まとめ:ALCPTでは基本構文を正確に聞き取る力が大切
ALCPTでは、難しい文法問題だけでなく、日常会話・職場・基地内業務で使われる基本的な構文を正しく理解する力が求められます。
特に、義務・必要・許可、能力・可能性・推量、未来・予定・意図、忠告・提案・好み、使役・受動態、比較・結果・慣れ・仮定法の表現は重要です。
まずは、文法名を完璧に覚えるよりも、「英語の形」「日本語の意味」「ALCPTで出そうな場面」をセットで覚えるようにしましょう。
例文を音読しながら練習すれば、ALCPTの英文をより速く、正確に理解できるようになります。















