ALCPTの勉強をしていると、「リーディングなら少しわかるのに、リスニングになると急に聞き取れない」と感じる人は多いです。
単語を見れば意味はわかるのに、音声で聞くと反応できない。
過去問Formを聞いても、何を言っているのかわからない。
英語が速すぎるように感じる。
このような悩みは、ALCPT受験者によくあります。
ALCPTのリスニングが聞き取れない原因は、単語を知らない、単語を音で覚えていない、アメリカ英語の発音に慣れていない、職場や基地の場面に慣れていないなど、いくつかの原因が重なっていることが多いです。
この記事では、ALCPTリスニングが聞き取れない主な原因と対策を解説します。
ALCPTリスニングが聞き取れない人は多い
ALCPTのリスニングは、英語が得意な人でも聞き取りにくく感じることがあります。
理由は、単語の難しさだけではありません。短い会話の中で、単語の意味を問う問題、文法問題、職場・基地・手続き・病院・移動などの場面がすぐに切り替わるため、聞こえた単語だけで意味を判断しにくいからです。
たとえば、次のような場面が出てきます。
- 上司に報告する
- 書類に記入する
- 予約を変更する
- 修理を依頼する
- 訓練に参加する
- 病院で症状を伝える
このような場面に慣れていないと、知っている単語が出てきても、話全体の意味をつかみにくくなります。
ALCPTをこれから勉強する人は、まず「何から始めるか」を整理しておくことも大切です。初心者向けの全体的な勉強法についてはこちらの記事も参考にしてください。
ALCPTリスニングが聞き取れない原因
単語を知らない
まず大きな原因は、単語を知らないことです。
ALCPTでは、単語の意味を素直に問う問題も多いです。そのため、基本的な語彙を覚えることはとても大切です。
また、リスニングでも単語を知らなければ、当然聞き取ることはできません。
たとえば、次のような単語はALCPTで出やすい語彙です。
- appointment(予約)
- supervisor(上司)
- instruction(指示)
- shipment(発送・輸送)
- repair(修理)
- training(訓練)
- document(書類)
単語の意味を覚えることは、リーディング対策にもリスニング対策にも必要です。
特に、職場・基地・病院などの語彙はALCPTでよく出てきます。語彙を増やしたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
単語を音で覚えていない
単語を見ればわかるのに、音声で聞くとわからない人も多いです。
たとえば、appointment(予約)や supervisor(上司)は、文字で見ると意味がわかっても、音声で聞くとすぐに反応できないことがあります。
これは、単語を「文字」と「意味」だけで覚えていて、「音」と結びついていないためです。
ALCPTリスニングでは、単語を意味だけでなく、音でも覚えることが大切です。
「見ればわかる単語」を「聞いてもわかる単語」に変えていくことが、リスニング対策では重要になります。
アメリカ英語の発音に慣れていない
ALCPTでは、アメリカ英語の音声に慣れておくことも重要です。
英語の音声では、単語が1つずつはっきり発音されるとは限りません。
たとえば、次のように聞こえることがあります。
- want to → wanna のように聞こえる
- going to → gonna のように聞こえる
- have to → hafta のように聞こえる
- did you → didja のように聞こえる
このような音のつながりに慣れていないと、知っている単語でも聞き取れないことがあります。
「英語が速い」と感じる原因の一つは、実際のスピードだけでなく、音の変化に慣れていないことです。
アメリカ英語の音の変化については、別の記事でかなり詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
文法・構文を聞いた瞬間に理解できない
ALCPTのリスニングでは、単語だけでなく、よく出る文法・構文をすばやく理解する力も必要です。
たとえば、次のような表現です。
- have to ~(~しなければならない)
- be supposed to ~(~することになっている)
- may ~(~してもよい/~かもしれない)
- had better ~(~したほうがよい)
- be going to ~(~する予定だ)
このような表現は、文字で見ればわかっても、音声で一度だけ聞くと意味を取りにくいことがあります。
ALCPTでは、文法問題として出るだけでなく、リスニングの会話や説明の中にもよく出てきます。文法・構文を整理したい人は、こちらも参考にしてみてください。
過去問Formを聞き流しているだけ
YouTubeなどにあるALCPTのForm動画を使って練習している人もいると思います。
もちろん、音声に慣れるためにForm動画を聞くことは役立ちます。
ただし、聞き流すだけではリスニング力は伸びにくいです。
聞き取れなかったときは、次のどれが原因だったのか確認しましょう。
- 単語を知らなかった
- 単語は知っていたが音で聞き取れなかった
- アメリカ英語の発音に慣れていなかった
- 場面が予測できなかった
- 文法・構文をすぐに理解できなかった
- 選択肢を読むのが遅れた
原因を確認しないまま何度も聞いても、同じところでつまずく可能性があります。
YouTube上のALCPT Form動画を探している人は、こちらの記事も参考にしてください。ただし、古いFormや解答が不正確なものもあるため、使い方には注意が必要です。
ALCPTリスニングの対策
まずは頻出単語を覚える
ALCPTでは、単語の意味を問う問題もあるため、語彙学習は避けて通れません。
まずは、職場・基地・病院・手続き・交通など、よく出る分野の単語を覚えましょう。
特に、次のようなジャンルは優先して確認したいところです。
- オフィス英語
- 軍事・基地英語
- 病院・医療英語
- 手続き・書類に関する英語
- 予約・スケジュールに関する英語
単語の意味を知っているだけで、リーディングでもリスニングでも理解しやすくなります。
動詞は文の中心になるため、特に重要です。たとえば、report(報告する)、submit(提出する)、repair(修理する)、attend(参加する)などの動詞がわかると、「誰が何をするのか」がつかみやすくなります。動詞をまとめて確認したい人は、頻出動詞の記事も参考にしてください。
単語を音声と一緒に覚える
リスニング対策では、単語を紙のリストで眺めるだけでは不十分です。
英単語を見て意味を確認したら、できるだけ音声でも確認しましょう。
目標は、「見ればわかる単語」を「聞いてもわかる単語」にすることです。
特に、次のような単語は、意味だけでなく音でも覚えておきたいところです。
- appointment(予約)
- supervisor(上司)
- instruction(指示)
- training(訓練)
- document(書類)
- repair(修理)
- schedule(予定)
基地英語.comでは、ALCPTで出やすい語彙やフレーズをアプリで練習できるように準備しています。
単語の意味だけでなく、音声と一緒に覚えることで、リスニングでも使える語彙を増やしやすくなります。
よく出る短いフレーズで覚える
ALCPTリスニングでは、単語だけでなく、短いフレーズで覚えることも大切です。
たとえば、次のような表現です。
- report to the supervisor(上司に報告する)
- fill out a form(用紙に記入する)
- make an appointment(予約する)
- take a message(伝言を受ける)
- attend training(訓練に参加する)
- request a repair(修理を依頼する)
- check the schedule(予定を確認する)
単語をバラバラに覚えるより、よく使われる形で覚えた方が、リスニングで反応しやすくなります。
また、フレーズで覚えると、場面も予測しやすくなります。
たとえば、make an appointment(予約する)が聞こえたら、病院・手続き・面会などの予約の話かもしれません。fill out a form(用紙に記入する)が聞こえたら、書類や手続きの話だと考えられます。
ALCPTでよく使われる表現をまとめて確認したい人は、リスニングフレーズも参考にしてください。
選択肢を先に見て、場面を予測する
ALCPTリスニングでは、音声が流れる前に選択肢を確認することも大切です。
選択肢を先に見ることで、話の内容を予測できます。
たとえば、選択肢に hospital(病院)、clinic(診療所)、doctor(医師)などがあれば、医療関係の話だと予測できます。
meeting(会議)、supervisor(上司)、office(オフィス)などがあれば、職場の話かもしれません。
schedule(予定)、appointment(予約)、tomorrow(明日)などがあれば、予定変更や予約の話かもしれません。
すべての単語を完璧に聞き取ろうとするのではなく、人・場所・用件・次の行動を意識して聞くことが大切です。
本番直前の解き方については、こちらの記事にまとめています。
聞き流しだけで終わらせない
ALCPTのForm動画や練習音声を使うときは、聞き流しだけで終わらせないようにしましょう。
おすすめの練習方法は、次の流れです。
- まず普通に聞く
- 何の場面か予想する
- わからなかった単語や表現を確認する
- もう一度聞く
- 最後に音読する
大切なのは、「なぜ聞き取れなかったのか」を確認することです。
単語を知らなかったのか。
音で聞き取れなかったのか。
アメリカ英語の発音に慣れていなかったのか。
場面が予測できなかったのか。
原因を確認してからもう一度聞くことで、少しずつ聞き取れる部分が増えていきます。
まとめ
ALCPTリスニングが聞き取れない原因は、単に英語が苦手だからではありません。
主な原因は、次のようなものです。
- 単語を知らない
- 単語を音で覚えていない
- アメリカ英語の発音に慣れていない
- 職場・基地・手続きの場面に慣れていない
- 文法・構文を聞いた瞬間に理解できない
- 聞き流しだけで終わっている
ALCPTでは、単語の意味を問う問題もあるため、語彙学習はとても大切です。
ただし、リスニングで点を取るには、単語を「文字」だけでなく「音」でも覚える必要があります。
まずは、ALCPTで出やすい単語やフレーズを、音声と一緒にくり返し確認していきましょう。
ALCPT対策をこれから始める人は、こちらの記事から全体像を確認し、語彙・文法・リスニングをバランスよく進めていくのがおすすめです。






















