ALCPTの勉強を始めようと思っても、
「何から手をつければいいのかわからない」
「単語、文法、リスニング、どれを先にやるべき?」
「過去問はどこかにあるの?」
と迷う人は多いと思います。
ALCPTは、一般的な英語試験と似ている部分もありますが、出題されやすい場面や語彙に特徴があります。特に、米軍基地、職場、手続き、訓練、病院、日常生活などの場面がよく出るため、やみくもに英語を勉強するよりも、ALCPTに合った順番で対策することが大切です。
この記事では、ALCPT初心者向けに、何から勉強すればよいのかを順番に解説します。
ALCPT初心者は何から勉強すればいい?
ALCPTの勉強は、次の順番で進めるのがおすすめです。
- まず試験形式を知る
- 次に頻出場面を知る
- 文法より先に基本語彙を固める
- リスニングは短い会話から始める
- 過去問Formは最後に使う
いきなり過去問Formを解く人もいますが、初心者の場合はあまりおすすめしません。
理由は、試験形式や頻出語彙に慣れていない状態でFormを解いても、「なぜ間違えたのか」がわかりにくいからです。
まずは、ALCPTでよく出る英語の場面や単語に慣れてから、最後にFormで実戦練習をする流れが効率的です。
まず試験形式を知る
ALCPT対策で最初にやるべきことは、試験形式を知ることです。
ALCPTは、英語力そのものだけでなく、問題形式に慣れているかどうかでも点数が変わります。特に初心者は、最初に「どのような問題が出るのか」を把握しておくことが大切です。
ALCPTでは、リスニングとリーディングの両方が出題されます。リスニングでは短い会話や説明を聞き、リーディングでは英文を読んで、語彙・文法・読解の問題に答えます。
試験直前の全体的な解き方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
最初に確認したいポイント
ALCPTの勉強を始める前に、次の点を確認しておきましょう。
- リスニング問題がある(放送は1度のみ)
- リーディング問題がある
- 選択式の問題である
- 日常会話だけでなく、職場や基地に関する内容も出る
このような特徴を知らずに勉強を始めると、TOEICや英検と同じ感覚で対策してしまうことがあります。
もちろん、TOEICや英検の勉強が無駄になるわけではありません。しかし、ALCPTにはALCPTで出やすい語彙や場面があります。
そのため、最初に試験形式を知ることが、ALCPT対策の第一歩になります。
次に頻出場面を知る
試験形式を確認したら、次にやるべきことは、ALCPTでよく出る場面を知ることです。
ALCPTでは、学校英語や日常英会話だけでなく、職場、基地、病院、手続き、訓練などの場面が出ることがあります。
ALCPTで出やすい場面
ALCPTでは、次のような場面を意識して勉強するとよいです。
- 職場・オフィス
- 上司・部下との会話
- 会議・予定・連絡
- 基地・軍事・訓練
- 病院・予約・診察
- 書類・手続き
- 修理・点検
- 旅行・交通
- 買い物・日常生活
たとえば、職場の場面では、supervisor(上司)、employee(従業員)、meeting(会議)、schedule(予定)などの単語が出やすくなります。
職場・オフィス系の単語をまとめて確認したい人は、次の記事を先に読んでおくと理解しやすくなります。
また、基地・訓練・任務に関する場面では、duty(任務)、training(訓練)、assignment(任務・割り当て)、report(報告する・出頭する)などの語彙が重要です。
軍事・ミリタリー系の語彙が苦手な人は、こちらの記事もあわせて確認してください。
病院や医療の場面もALCPTでは出ることがあります。hospital(病院)、clinic(診療所)、doctor(医師)、patient(患者)、fever(熱)などの単語は、日常生活の場面でも重要です。
ALCPTでよく出る動詞
ALCPTでは、名詞だけでなく動詞も重要です。
特に、administer(施す・管理する)、evaluate(評価する)、coordinate(調整する)、implement(実行する)、postpone(延期する)などは、職場・基地業務・医療・手続きの文脈で出やすい語です。
動詞がわからないと、「誰が何をするのか」がつかみにくくなります。頻出動詞をまとめて確認したい人は、次の記事も参考にしてください。
文法は基本構文を中心に勉強する
基本語彙をある程度覚えたら、次に文法を勉強します。
ただし、ALCPT初心者が最初から難しい文法に取り組む必要はありません。まずは、よく出る基本構文を理解することが大切です。
ALCPTで重要な基本構文
初心者が優先して勉強したい文法・構文は次のようなものです。
- be going to(〜する予定である)
- have to(〜しなければならない)
- should(〜したほうがよい)
- can / could(〜できる)
- may / might(〜かもしれない)
- be supposed to(〜することになっている)
- would like to(〜したい)
- there is / there are(〜がある・いる)
- 比較級・最上級
- 受動態
たとえば、ALCPTでは次のような英文が出る可能性があります。
You are supposed to attend the briefing at 9:00.
(あなたは9時に説明会に出席することになっています。)
The equipment must be checked before use.
(その装備は使用前に点検されなければなりません。)
このような文では、単語だけでなく、be supposed to(〜することになっている)や受動態の理解が必要です。
ALCPTでよく出る文法・構文を例文付きで確認したい場合は、次の記事をあわせて読んでください。
また、ALCPTではTOEICや英検と異なり、Reported Speech(間接話法)が頻出します。別記事で詳しく解説していますので、不安な方は一度ご確認されることをおすすめします。
文法は「意味が取れること」を優先する
初心者のうちは、文法を細かく分析しすぎる必要はありません。
大切なのは、英文を見たときに「何を言っているのか」が大まかに取れることです。
たとえば、have to が出てきたら「〜しなければならない」、be supposed to が出てきたら「〜することになっている」、should が出てきたら「〜したほうがよい」と判断できれば、問題を解く助けになります。
文法問題のためだけに文法を覚えるのではなく、リスニングやリーディングで意味を取るために文法を学ぶ意識を持ちましょう。
リスニングは短い会話から始める
ALCPTのリスニング対策では、最初から長い音声を聞く必要はありません。
初心者は、短い会話や短い指示文から始めるのがおすすめです。
短い会話を聞き取る力が大切
ALCPTのリスニングでは、短い会話の中に答えのヒントが含まれていることがあります。
たとえば、次のような会話です。
A: When is the meeting?
(会議はいつですか。)
B: It was postponed until Friday.
(金曜日まで延期されました。)
この会話では、meeting(会議)、postponed(延期された)、Friday(金曜日)が聞き取れれば、内容を理解できます。
初心者は、いきなり長い英文を完璧に聞き取ろうとするよりも、まず短い会話の中で重要語を聞き取る練習をしましょう。
リスニングで意識したい表現
ALCPTのリスニングでは、次のような表現に慣れておくと役立ちます。
- report to the supervisor(上司のところへ出頭する)
- fill out a form(用紙に記入する)
- make an appointment(予約する)
- attend a meeting(会議に出席する)
- take a message(伝言を受ける)
- check the schedule(予定を確認する)
- repair the equipment(装備を修理する)
- follow the instructions(指示に従う)
このようなフレーズは、職場、病院、手続き、基地業務などの場面で使われやすいです。
ALCPTリスニングでよく出る表現をまとめて確認したい人は、次の記事も参考にしてください。
過去問Formは最後に使う
ALCPT対策では、過去問Formを使いたくなる人も多いと思います。
もちろん、Formを使った練習は大切です。しかし、初心者が最初からFormに取り組むのはあまりおすすめしません。
Formは実力確認に使う
過去問Formは、最初の勉強ではなく、最後の実力確認として使うのがおすすめです。
理由は、Formを解くだけでは、語彙や文法の基礎が身につきにくいからです。
基本語彙や頻出場面を知らない状態でFormを解くと、ほとんどの問題が「なんとなく選ぶ」状態になってしまいます。
それよりも、先に次のような準備をしておくべきです。
- 試験形式を知る
- 頻出場面を知る
- 基本語彙を覚える
- 短い会話を聞く
- 基本文法を確認する
この状態でFormを解くと、自分の弱点が見えやすくなります。
YouTubeのFormは注意して使う
YouTubeで「ALCPT Form」と検索すると、Form番号付きの動画やプレイリストが見つかることがあります。
ただし、YouTube上のFormは旧版の可能性があり、解答に誤りが含まれている場合もあります。そのため、丸暗記用ではなく、あくまで練習用・形式確認用として使うのがおすすめです。
YouTubeで見つかるALCPT Form系の動画を確認したい場合は、次の記事を参考にしてください。
Formを解いた後が大切
Formは、解いて終わりではありません。
解いた後に、次の点を確認しましょう。
- どの単語がわからなかったか
- どの場面が苦手だったか
- リスニングで聞き取れなかった表現は何か
- 文法で迷った問題はどれか
たとえば、職場の会話で間違いが多いなら、office、meeting、supervisor、schedule などの語彙を復習します。
病院や予約の問題で間違いが多いなら、appointment、clinic、doctor、medicine、prescription などを確認します。
このように、Formは「点数を見るため」だけでなく、「弱点を見つけるため」に使うと効果的です。
まとめ:ALCPTは基礎語彙と頻出場面から始めよう
ALCPT初心者は、いきなり過去問Formに取り組むのではなく、まずは試験形式と頻出場面を知ることから始めましょう。
そのうえで、文法より先に基本語彙を固め、短い会話を聞く練習をしていくのがおすすめです。
ALCPTの勉強順は、次の流れが基本です。
- 試験形式を知る
- 頻出場面を知る
- 基本語彙を固める
- 基本文法を確認する
- 短い会話でリスニング練習をする
- 最後に過去問Formで実戦練習をする
まずは、職場、基地、医療、手続き、日常生活などの基本語彙から始めて、少しずつリスニングとリーディングに慣れていきましょう。






















