ALCPTでは、疑問文の理解がとても重要です。
リスニングでは、質問に対して正しい応答を選ぶ場面が多くあります。また、リーディングでも、会話文・案内・報告・手続きの中で疑問文がよく使われます。
特に重要なのは、次のような疑問文です。
- Yes / No疑問文
- Wh疑問文
- What・Whoが主語になる疑問文
- What・Whoが目的語になる疑問文
- Howを使う疑問文
- 付加疑問文
- 否定疑問文
- 間接疑問文
- 提案を表す疑問文
この記事では、ALCPT対策として押さえておきたい疑問文を、例文付きで整理します。
Yes / No疑問文
Yes / No疑問文は、「はい」「いいえ」で答える疑問文です。
基本的には、be動詞や助動詞を文の最初に置きます。
基本形
助動詞 + 主語 + 動詞 ~?
例文を見てみましょう。
Do you work on the base?
(あなたは基地で働いていますか。)
Does she drive to work every day?
(彼女は毎日車で通勤していますか。)
Did the mechanic repair the truck?
(整備士はトラックを修理しましたか。)
Can you finish this report today?
(今日この報告書を終えられますか。)
Will the meeting begin at nine?
(会議は9時に始まりますか。)
Has the shipment arrived?
(荷物は届きましたか。)
Are all employees present?
(全員出席していますか。)
Is the commander in his office?
(司令官は執務室にいますか。)
Yes / No疑問文への答え方
Yes / No疑問文では、質問で使われた助動詞に合わせて答えます。
Do you work here?
(ここで働いていますか。)
Yes, I do.
(はい、働いています。)
No, I don’t.
(いいえ、働いていません。)
Can she drive?
(彼女は運転できますか。)
Yes, she can.
(はい、できます。)
No, she can’t.
(いいえ、できません。)
Is the office open?
(事務所は開いていますか。)
Yes, it is.
(はい、開いています。)
No, it isn’t.
(いいえ、開いていません。)
Wh疑問文
Wh疑問文は、具体的な情報を尋ねる疑問文です。
what, who, where, when, why, how などを使います。
ALCPTで特に注意したいのは、WhatやWhoが主語になる場合と、目的語になる場合で語順が変わることです。
Whatが主語になる疑問文
Whatが主語になる場合、do / does / did は使いません。
What happened?
(何が起こりましたか。)
What caused the accident?
(何が事故の原因になりましたか。)
What broke the machine?
(何が機械を壊しましたか。)
What is making that noise?
(何があの音を立てていますか。)
この場合、What自体が主語です。
つまり、文の意味は「何が〜したのか」です。
Whatが目的語になる疑問文
Whatが目的語になる場合は、通常の疑問文の語順になります。
What did you buy?
(何を買いましたか。)
What do you need?
(何が必要ですか。)
What are they discussing?
(彼らは何について話していますか。)
What will she prepare for the meeting?
(彼女は会議のために何を準備しますか。)
この場合、Whatは「何を」にあたる目的語です。
Whatの比較
What happened?
(何が起こりましたか。)
この文では、Whatが主語です。
What did you see?
(あなたは何を見ましたか。)
この文では、Whatが目的語です。そのため、did you see という疑問文の語順になります。
Whoが主語になる疑問文
Whoも、主語になる場合は do / does / did を使いません。
Who called you?
(誰があなたに電話しましたか。)
Who repaired the vehicle?
(誰が車両を修理しましたか。)
Who opened the gate?
(誰が門を開けましたか。)
Who wants another copy?
(誰がもう一部欲しいですか。)
この場合、Whoは「誰が」という主語です。
Whoが目的語になる疑問文
Whoが目的語になる場合は、助動詞を使った疑問文になります。
Who did you call?
(誰に電話しましたか。)
Who did she meet yesterday?
(彼女は昨日誰に会いましたか。)
Who are they waiting for?
(彼らは誰を待っていますか。)
Who will the manager interview?
(部長は誰を面接しますか。)
Whoの比較
Who called you?
(誰があなたに電話しましたか。)
この文では、Whoが主語です。
Who did you call?
(あなたは誰に電話しましたか。)
この文では、Whoが目的語です。
その他のWh疑問文
Where
Whereは場所を尋ねる疑問詞です。
Where is the clinic?
(診療所はどこですか。)
Where do you work?
(どこで働いていますか。)
Where did you park your car?
(どこに車を止めましたか。)
Where are the meeting rooms?
(会議室はどこですか。)
When
Whenは時を尋ねる疑問詞です。
When does the class begin?
(授業はいつ始まりますか。)
When will the bus arrive?
(バスはいつ到着しますか。)
When did you leave home?
(いつ家を出ましたか。)
When is the next inspection?
(次の点検はいつですか。)
Why
Whyは理由を尋ねる疑問詞です。
Why are you late?
(なぜ遅れたのですか。)
Why did you cancel the meeting?
(なぜ会議をキャンセルしたのですか。)
Why is the office closed?
(なぜ事務所は閉まっているのですか。)
Why did the truck stop?
(なぜトラックは止まったのですか。)
Which
Whichは「どちら」「どれ」を尋ねる疑問詞です。
Which bus goes to the main gate?
(どのバスが正門へ行きますか。)
Which form should I fill out?
(どの用紙に記入すればよいですか。)
Which office handles travel requests?
(どの事務所が出張申請を扱っていますか。)
Which answer is correct?
(どの答えが正しいですか。)
Whose
Whoseは「誰の」を尋ねる疑問詞です。
Whose bag is this?
(これは誰のバッグですか。)
Whose car is parked outside?
(外に止まっている車は誰のものですか。)
Whose report did you read?
(誰の報告書を読みましたか。)
Whose office is next to the conference room?
(会議室の隣にあるのは誰の事務室ですか。)
Howを使う疑問文
Howは「どのように」「どのくらい」を尋ねる疑問詞です。
ALCPTでは、How long, How often, How far, How many, How much などがよく出ます。
How long
How longは、期間や長さを尋ねます。
How long will the training last?
(訓練はどのくらい続きますか。)
How long have you worked here?
(ここでどのくらい働いていますか。)
How long does it take to get there?
(そこへ行くのにどのくらい時間がかかりますか。)
How often
How oftenは、頻度を尋ねます。
How often do you exercise?
(どのくらい運動しますか。)
How often is the equipment inspected?
(設備はどのくらいの頻度で点検されますか。)
How often do you attend meetings?
(どのくらい会議に参加しますか。)
How far
How farは、距離を尋ねます。
How far is the station from here?
(駅はここからどのくらい離れていますか。)
How far did they walk?
(彼らはどのくらい歩きましたか。)
How far is the airport?
(空港はどのくらい遠いですか。)
How many
How manyは、数えられるものの数を尋ねます。
How many people attended the meeting?
(何人が会議に出席しましたか。)
How many forms do I need?
(何枚の用紙が必要ですか。)
How many employees work in this office?
(この事務所では何人の従業員が働いていますか。)
How much
How muchは、金額や量を尋ねます。
How much is this ticket?
(このチケットはいくらですか。)
How much fuel does the truck need?
(そのトラックにはどのくらい燃料が必要ですか。)
How much time do we have?
(私たちにはどのくらい時間がありますか。)
付加疑問文
付加疑問文は、文の最後に短い疑問形を付ける表現です。
日本語では「〜ですよね」「〜ではありませんよね」に近い意味になります。
肯定文 + 否定タグ
文が肯定文の場合、後ろには否定形のタグを付けます。
You work here, don’t you?
(ここで働いていますよね。)
She is your supervisor, isn’t she?
(彼女があなたの上司ですよね。)
They finished the job, didn’t they?
(彼らは仕事を終えましたよね。)
He can drive, can’t he?
(彼は運転できますよね。)
The meeting starts at ten, doesn’t it?
(会議は10時に始まりますよね。)
否定文 + 肯定タグ
文が否定文の場合、後ろには肯定形のタグを付けます。
You don’t smoke, do you?
(たばこは吸いませんよね。)
She isn’t busy, is she?
(彼女は忙しくないですよね。)
They didn’t leave early, did they?
(彼らは早く帰らなかったですよね。)
He can’t come today, can he?
(彼は今日来られませんよね。)
The office won’t be open tomorrow, will it?
(事務所は明日開きませんよね。)
付加疑問文への答え方
付加疑問文への答え方は、普通のYes / No疑問文と同じです。
大事なのは、実際の内容が肯定ならYes、実際の内容が否定ならNoで答えることです。
You work here, don’t you?
(ここで働いていますよね。)
働いている場合:
Yes, I do.
(はい、働いています。)
働いていない場合:
No, I don’t.
(いいえ、働いていません。)
She can drive, can’t she?
(彼女は運転できますよね。)
運転できる場合:
Yes, she can.
(はい、できます。)
運転できない場合:
No, she can’t.
(いいえ、できません。)
You didn’t forget the meeting, did you?
(会議を忘れていませんよね。)
実際に忘れた場合:
Yes, I did.
(はい、忘れました。)
忘れていない場合:
No, I didn’t.
(いいえ、忘れていません。)
日本語では「はい、忘れていません」と言いたくなるかもしれませんが、英語では事実を基準に答えます。
否定疑問文
否定疑問文は、Don’t you ~? や Isn’t he ~? のように、否定形で始まる疑問文です。
驚き、確認、同意の期待を表すことがあります。
Don’t you have your ID card?
(IDカードを持っていないのですか。)
Didn’t you receive my email?
(私のメールを受け取っていないのですか。)
Isn’t he your supervisor?
(彼はあなたの上司ではないのですか。)
Can’t she come to the meeting?
(彼女は会議に来られないのですか。)
Won’t they arrive today?
(彼らは今日到着しないのですか。)
否定疑問文への答え方
否定疑問文への答え方も、英語では事実を基準にします。
Don’t you have a driver’s license?
(運転免許を持っていないのですか。)
持っている場合:
Yes, I do.
(はい、持っています。)
持っていない場合:
No, I don’t.
(いいえ、持っていません。)
Isn’t she your supervisor?
(彼女はあなたの上司ではないのですか。)
上司である場合:
Yes, she is.
(はい、彼女は私の上司です。)
上司ではない場合:
No, she isn’t.
(いいえ、彼女は私の上司ではありません。)
Didn’t they finish the report?
(彼らは報告書を終えていないのですか。)
終えた場合:
Yes, they did.
(はい、終えました。)
終えていない場合:
No, they didn’t.
(いいえ、終えていません。)
日本語の「はい」「いいえ」と英語のYes / Noは感覚が違います。ALCPTでは、質問の形に引っ張られず、実際の内容で判断することが大切です。
間接疑問文
間接疑問文は、疑問文が別の文の中に入った形です。
ALCPTでは、丁寧な質問や情報確認の文でよく出ます。
最大のポイントは、間接疑問文の中では普通の語順に戻ることです。
if / whetherを使う間接疑問文
Yes / No疑問文を文の中に入れる場合、if または whether を使います。
I don’t know if he is at home.
(彼が家にいるかどうか分かりません。)
Can you tell me whether the office is open?
(事務所が開いているか教えてくれますか。)
I wonder if she can come tomorrow.
(彼女が明日来られるか気になります。)
Please check whether the shipment has arrived.
(荷物が届いたか確認してください。)
Do you know if the meeting was canceled?
(会議がキャンセルされたか知っていますか。)
Wh疑問文を使う間接疑問文
Wh疑問文を文の中に入れる場合も、語順は普通の文になります。
Do you know where the station is?
(駅がどこにあるか知っていますか。)
Can you tell me what time the meeting starts?
(会議が何時に始まるか教えてくれますか。)
I don’t remember when he left.
(彼がいつ出発したか覚えていません。)
Please tell me why the system stopped.
(なぜシステムが止まったのか教えてください。)
Do you know who repaired the vehicle?
(誰が車両を修理したか知っていますか。)
間違えやすい語順
間接疑問文では、次のような語順に注意しましょう。
誤り:Do you know where is the station?
正しい形:Do you know where the station is?
普通の疑問文なら、Where is the station? です。
しかし、Do you know の後ろに入ると、where the station is という普通の語順になります。
疑問詞 + to不定詞
疑問詞 + to不定詞は、「何をすべきか」「どこへ行くべきか」「誰に聞くべきか」のような意味を表します。
I don’t know what to do.
(何をすればよいか分かりません。)
She doesn’t know where to park.
(彼女はどこに駐車すればよいか分かりません。)
Tell me how to use this machine.
(この機械の使い方を教えてください。)
We haven’t decided when to leave.
(いつ出発するか決めていません。)
I don’t know who to ask.
(誰に聞けばよいか分かりません。)
提案を表す疑問文
疑問文の形でも、実際には提案や助言を表すことがあります。
Shall we ~?
Shall we ~? は「〜しましょうか」という提案です。
Shall we begin?
(始めましょうか。)
Shall we take a taxi?
(タクシーで行きましょうか。)
Shall we meet after lunch?
(昼食後に会いましょうか。)
Shall I ~?
Shall I ~? は「私が〜しましょうか」という申し出です。
Shall I open the window?
(窓を開けましょうか。)
Shall I carry your bag?
(荷物を持ちましょうか。)
Shall I call the office?
(事務所に電話しましょうか。)
Why don’t you ~?
Why don’t you ~? は「〜したらどうですか」という提案・助言です。
Why don’t you see a doctor?
(病院へ行ったらどうですか。)
Why don’t you ask your supervisor?
(上司に聞いてみたらどうですか。)
Why don’t you take a break?
(少し休憩したらどうですか。)
Would you like to ~?
Would you like to ~? は、丁寧に相手の希望を尋ねる表現です。
Would you like to join us?
(私たちに参加しませんか。)
Would you like to have some coffee?
(コーヒーはいかがですか。)
Would you like to schedule an appointment?
(予約を入れますか。)
ALCPTで疑問文を学ぶときのポイント
ALCPTでは、疑問文の形だけでなく、意味と答え方まで理解することが重要です。
- Yes / No疑問文は、助動詞やbe動詞を文頭に置く
- WhatやWhoは、主語か目的語かで語順が変わる
- How long, How often, How farなどは頻出
- 付加疑問文は「〜ですよね」という確認を表す
- 否定疑問文では、日本語の「はい」「いいえ」に引っ張られない
- 間接疑問文では、疑問文の語順ではなく普通の語順になる
- Shall we や Why don’t you は提案を表す
まとめ
疑問文は、ALCPT対策において避けて通れない重要項目です。
特に、What happened? と What did you see? のように、同じWhatを使っていても語順が変わる点には注意が必要です。
また、付加疑問文や否定疑問文では、作り方だけでなく答え方も重要です。英語では、実際の内容が肯定ならYes、否定ならNoで答えます。
疑問文は、リスニングの応答問題、会話文、読解問題のすべてに関わります。例文を何度も読み、聞いた瞬間に意味が取れるようにしておきましょう。















