ALCPTとは – 米軍基地で受験できる英語テスト
ALCPTの特徴
ALCPTは、米軍基地で受験できる英語テストです。
以下のような特徴があります。
- 全100問のマークシート形式
- リスニングとリーディング(音声は1度のみ再生)
- 試験時間はおおよそ1時間
- 基本的な軍事英語を含む
- ALC(教科書)に準拠
ALCPTは基本的に基地内部の昇進やトランスファーに用いられますが、米国本国でのトレーニングの参加要件となっていることもあります。
TOEIC/英検との換算
ALCPTのスコアを、TOEICや英検に換算すると以下のようになります。

この表は、空席広報(求人票)にも掲載されているものですので、基地側が公式な見解としているものです。
ALCPTの出題内容
ALCPTの出題内容
ALCPTで試験対象となるのは、以下の4つです。
- 単語
- 文法
- 機能
- スキル
これらのうち、点数を大きく左右するのは単語と文法です。残り2つは問題数が少ない印象です。
特に注意すべきは単語です。軍事用語が頻出します。例えば、日常会話で「tank」といえば、液体を入れる容器を思い浮かべると思います。ですが、軍事用語では「戦車」という意味もあります。
そのほかにも「lieutenant(少尉・中尉)」や「captain(大尉 / 海軍大佐)」といった階級に関わる単語も登場します。これらは意味そのものを問われるわけではありませんが、知らないと戸惑います。
そうはいっても軍事用語ばかりが出てくるわけでもありませんから、軍事用語だけ覚えてもあまり得点にはなりません。一般的な単語も覚えていく必要があります。
ALCPTのサンプル問題
公開されており問題のない範囲で、サンプル問題をご紹介します。リスニング・リーディングともにストレートに聞いてくる印象ですが、やはりどこか軍事色があります。
[リスニング]
Where is the supply office?(補給事務所はどこですか)
A. Next to the motor pool.(車両基地の隣です)
B. At 1400.(14時です)
C. Two weeks ago.(2週間前です)
D. Sergeant Hall.(ホール軍曹です)
[リーディング]
Choose the closest meaning of inspect. (インスペクトの意味に最も近いものを選べ)
A. examine carefully (注意深く調べる)
B. throw away (捨てる)
C. move quickly (素早く動く)
D. write later(後で書く)
TOEICや入試問題のように引っ掛けや思考力を問う問題はありません。知っていれば回答できますし、知らなければそれまでです。
ALCPTの出題範囲
ALCPTの出題は、ALCという教科書が元になっています。

ALCは全34冊あります。1冊あたり100ページ強あります。
なので理論上は34冊 x 100ページ = 3,400ページ学習すれば網羅できることになります。
問題はテキストをどうやって入手するかですが、市販はされていません。もしお勤めの基地に語学訓練課があればALCに準拠した授業を受けることができます。
ALCPTとALCの対応関係
ALCPTのスコアと教科書であるALCは、おおむね以下のように対応しています。かなりざっくりですので、公式の資料とは差があるかもしれない点にはご留意願います。

ALCPTの対策方法
語学訓練課の授業を受ける
正規ルートは語学訓練課の授業を受けることです。ALCに沿って、少人数で進めてくれます。全て英語なのがつらいですが、訓練だと思って慣れるしかありません。
ただし、この方法には以下のような問題点もあります。
- 語学訓練課がない
- 授業ペースが遅い
そもそも、自分の所属する部隊に語学訓練課がない場合は授業を受けることができません。また、運良く語学訓練課があっても、参加できるコースの授業ペースが遅い場合もあります。
コースによってはALC1冊を終了するのに数ヶ月を要することもあります。教科書を1冊終わらせてもALCPTスコアはおそらく1〜2点くらいしか平均で上がりません。昇進やトランスファーを見据えている場合、授業ペースが遅いのは致命的といえます。
過去問を利用する
ALCPTは、古い問題が過去問としてYouTubeにアップロードされています。本番同様の形式で練習できます。ですが、模範解答が間違っていることもありますので、注意して利用する必要があります。



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